(コラム79)

緑蔭で樹々を描き、心を癒そう。

                 五十嵐吉彦<2022.7.1>

7月に入ったが、6月から7月は新緑から濃い緑まで緑が豊富であり、特に光に輝く緑が美しい。
また紫陽花や花菖蒲も美しく咲いている時期でもある。小生HPの5・6月トップページには橋のある風景を掲載したので、今月7月のコラム及びトップページに掲載した緑の作品は、横浜緑区の「四季の森公園」の菖蒲園で描いた作品とした。緑に覆われた樹々の下の緑陰で、美しい緑を眺めながら描き、心がリフレッシュできた。

緑の色彩についてはコラム58「色の雑談<寒色と暖色>A緑(green)でも触れているが、緑には爽やか・新鮮イメージ、安心感や安定感を表す色である。そして気持ちを落ち着かせ、心を穏やかにさせてもくれる。また新緑、若葉には若さ、新鮮、安全、また前向きのイメージがある。緑は眼にもいいと言われている。森林や田園風景など緑が多いところで緑を眺めるのは健康にいいのである。スポーツやゲームでもそうだ。野球やサッカー等の球場、ゴルフ場も緑の芝生であり、ビリヤードや昔の卓球の台も緑である。
JRなどにはみどりの窓口があり、グリーン車がある。何故グリーンかなと思ったが、どうやら昔は指定席のチケットは緑であり、その指定券を売るところの窓口がみどりの窓口となった様だ。グリーン車は昔1等、2等があり、1等車が緑の線が入っていたので、現在のグリーン車となったと言う。そういえばグリーン車のマークは四つ葉のクローバだ。

上記の如く、木蔭で緑豊かな風景を描くのは気持ちよく、心の健康には大変よい。ただ、実際に豊富な緑の風景を描くのは難しいとの声もよく聞く。樹々の緑を描くコツは目を細めて樹々の塊の形と、明暗を見る事だ。そして対象の風景にもよるが、一般的には少なくとも明るい緑、中間、濃い緑の3〜4段階の緑を描き分けることだ。

輝く緑と八つ橋<横浜・四季の森公園>

さあ、緑の樹々を眺める為、公園や森に行こう。そして緑を浴び、絵を描き、心をリフレッシュさせ、また明日に向かって希望を持ち生きていこう。

左の作品は横浜「四季の森公園」で先月初め花菖蒲が咲きはじめの頃の晴れた日に輝く緑の樹々がある風景を描いた作品。F4

この作品を描いた2週間後に反対側から描いた作品もトップページに並べて掲載した。

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