コラム84 「日本のトイレと自販機に感謝」

2022年12月1日  五十嵐吉彦

今日で12月に入り2022年もあと1ヶ月となった。コロナ禍が始まった2020年1月から満3年になろうとしている。マスク装着生活となり、密のところを避け、スケッチの後の飲食や会合もなくなり、生活が一変した。しかし、3年もたつとこの生活にも慣れが出てきた。今年の2022年には緊急事宣言も出ず、小生関連の画会展やグループ展も復活、開催出来、無事に終了することが出来た。出品された皆様、ご来場頂いた皆様に感謝を致したい。今回のコラム内容は年末でもあり、ちょっと息抜きです。

我々の描く水彩スケッチ画は屋外で描くのが基本であり、それには交通機関を利用して描きに行くが、屋外でスケッチする為には、描く為の「水」、及び生命維持の為に「飲料水」と「トイレ」確保が必須となる。ここで小生が日常スケッチに行く東京、横浜に絞って言えば、トイレがどこも綺麗になった事であり、水や飲料水確保にも「自販機」と「コンビニ」がどこにでもあり、不安なく、安心して確保出来ることが有難い。

日本のこの現状が当たり前と思うだろうが、ヨーロッパの種々の都市にコロナ禍の前には毎年スケッチ旅行に行ったが、ヨーロッパはトイレは有料が殆どで、トイレ数も少なく、カフェなども利用しないといけない。そしていつもトイレの為の小銭(コイン)も用意しないといけなく、かなり不便である。その点日本は駅や公園にはどこでもトイレがあり、綺麗で、清潔。しかも無料である。また、日本には自動販売機が多くあり、自販機大国である。これは日本の安全性と犯罪率に関係している様だ。日本はすばらしい国だと思う。

先ずはこの1年間、駅や公園のトイレ、自販機をいつも気持ちよく利用出来、水の確保が出来たお蔭で、屋外での水彩スケッチが、安心して、心豊かに描く事が出来た事に感謝を致したいと思う。

秋の斜光<砧公園>

「秋の斜光<砧公園>」
左の作品は1週間前に砧公園で講座参加の皆様と一緒に描いた作品。 後左上から斜光で紅葉と一筋の光が美しくスピーディに描いた。F4

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