コラム80 人生100年時代、80才からもっと楽しもう!

2022年8月1日  五十嵐吉彦

今回でこの「コラム」も80回の節目となった。小生のコラムでは政治、宗教の事に関しては書かかない方針で、もっぱら水彩&ペン彩スケッチ画と健康生きがい関連に絞って述べて80回を迎えた。この為80に関わる健康の事も少し述べてみよう。
今は人生100年時代となった。60才の方は40年、70才の方はまだ30年もあり、余裕で活動でき、長く楽しめる。しかし80才ともなると身体にいろいろ支障も出てくるが、100才まではまだまだ20年もあり、これからをもっと日々元気に楽しもう! 小生の教室には90才を超えた方が数名居られる。とてもお元気で殆ど休まずに講座に出て来られ、描こうという気力を持ち続けて居られる事はすばらしい。
簡便ながらも奥が深いこの水彩スケッチ画ならば、歩き、描き、また仲間の作品を見ながら鑑賞眼を養い、感動し、生きがい感や、気力を持ち、自立しての健康寿命を伸ばせる事と思う。

最近高齢者専門の精神科医・和田秀樹氏の本「80歳の壁」を読んだ。「80を超えたら高齢者は幸齢者と呼ぼう。あれもできなくなった。これもできなくなった。“ないない”と嘆くより、“あるある”の生活の方が免疫力がついて、その間楽しく生きられる。80才からは我慢をやめ好きな事をやろう。80才になったら人間ドックなんかいらない。数値なんか無視すればよい」等々書いてある。結構面白く賛同するところもあるが、少し言い過ぎの感が有るのも否めない。明日の事は誰にもわからない。いままで予想もしなかったコロナ禍が突然現れ世界をまん延し生活様式も変わり、いまだに終息していない。

しかし、今は人生100年時代、後半人生を自立した健康体で寿命を延ばすことを目標として、安全対策を取り、今日、明日を1日1日充実して楽しく過ごしていく事は出来る。水彩スケッチ画が心身の健康によいのはわかるが、絵を上達するコツはどうですかとも聞かれるが、その一つは同じ場所であろうとも、今度は構図をどう捉え、どのように描き、前よりも一歩いい作品を描こうとの向上心と気力を持って描き、それを継続していけば知らず知らずに絵も上達し、楽しく健康寿命も延ばせると思う。

止まない雨はない(After rain comes fair weather)

もちろんスランプや気力が落ちる時もあろうが、継続していれば必ずや結果が伴なってくる。でも描いている時が何よりも一番楽しい。

*「止まない雨はない(After rain comes fair weather)」
作品:雨の東京国際フォーラム広場。
晴れた時の作品はトップページに掲載。

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