(コラム72)
「線+色・光の魅力」B 五十嵐吉彦 <2021.12.1>早いものでもう12月(師走)に入った。先週開催した小生個展には、お忙しい中、又このような時期にもかかわらず、大勢の皆様にご来場頂き、誠に有難うございました。久々にお会いした方々も多く、大変嬉しく思いました。 本年2021年はコロナ禍に振り回された1年であったが、秋になって急速に減少してきた為、安全対策を十分に取り、爽やかな屋外で結構描いた。ただ本年は屋外でのスケッチは東京・横浜近郊までに留まったが、近場であっても描いているとまた新たな発見がある。 更にペンの線にウエイトを置いて彩色をやや控えめとするか、彩色にウエイトを置いてペンの線をやや控えめとする作品とするかは、その時の風景の対象物によって変わってくる。即ち描く対象が建物や船など構造物を主役にするケースは、自ずとペンの線が重要となり、樹や水や空が多い自然風景の場合は柔らかい透明水彩にウエイトを置くのがよい。 今回は横浜みなとみらい地区にあるプカリ桟橋から万葉会館のあるところに新しい橋が出来たので、いつもの反対側から遠景でプカリ桟橋を構図を変えて描いた。このHPトップページ掲載作品もこのプカリ桟橋の遠景シリーズである。 *左の作品は縦位置で思い切り広く空を入れた構図とした。空の下の方が雲で覆われていたが、上の方に青空が覗かせた所を一気に描いた。F4
*「人生曇りの時も、この空の如く、その上には希望の光が輝いている。常に希望を持って生きて行こう」 |