(コラム60)
感動を忘れないでおこう。
<2021年 明けましておめでとうございます>
(五十嵐吉彦 2021年1月1日)
2021年の幕開けです。2020年はコロナ禍で明け暮れ、不自由な生活が強いられた。
このコロナ禍対策の生活も今しばらく続きそうであり、この様な状況の中でも水彩&ペン彩スケッチを描き、発表し、作品を鑑賞して頂き、共に「感動」する喜びを忘れないで続けたく思う。水彩スケッチを愛好する皆様も、コロナ禍が長引き、外出自粛生活も続き、全体的に運動不足気味であり、また感動不足となっていないだろうか?
このコロナ禍の本年は運動不足によるフレイル(虚弱になっていく)を避けるためにも、新生活様式で安全に注意しながら適度に屋外に出て、四季を眺め、風景スケッチをして「体と心の運動」を適度に行っていこう。また樹々等の自然の変化にも感動し、いい作品が出来た時、またいい作品に出会えた時「感動する心の運動」を大切にしよう。
水彩スケッチを描く事は対象物を眼で観察し、手で形をとり、彩色し、頭をフル回転させている。それだけ脳に刺激を与えている。このことが身体の活性化、心の若さを保つ効果があると小生は思っている。まだ大型クルーズ船が安全に世界一周が出来た頃、小生が講師として乗船した事があった。その船上に遺伝子工学の権威である筑波大名誉教授の村上和雄氏も講師として乗船して居られ会食しながら話をする機会があった。その時「遺伝子を刺激してスイッチONにすれば、頭の活性化が促進し長寿に効果がある。それには貴方が実践している水彩スケッチはとてもよい」と言われたので素直に信じ確信を得ている。
まだまだ奥が深い水彩・ペン彩スケッチ画であり、本年2021からまた新たなステージに立ち、新しい気持ちで、歴史ある建築物、光輝く自然の四季、また花や人物などの豊富なテーマに向かい、構図を考え、形を捉え、光をとらえ、豊富な彩色を駆使して描いていこう。描いた作品の出来栄えがよければ感動し、思うように描けなかった場合はまたチャレンジをしよう。
そして、何よりも価値があるのは、描いているときは夢中でなにもかも忘れて集中していることだ。それが脳を刺激し、遺伝子のスイッチがONの状態であり、活性化、心の若さ、長寿につながっていくと信じて励んでいこう。
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