(コラム52)

部屋で描く場合「光源」にも注意しよう

(五十嵐吉彦 2020年5月21日)

緊急事態宣言が続き、外出自粛生活であり、小生は花も多く描いている。太陽光下で描く風景スケッチの場合の光源は太陽であり、朝や夕景の光、太陽の位置等には注意する。ただ部屋の中では彩色や鑑賞には光源を意識する必要があるのだが、あまり気にも留めない方々が多い様だ。特に花を部屋で描く時、その光源によってその花の色味が変わって見えるのでより注意が必要だ。小生は昔のカラー写真・カラーコピー時代からいつも部屋の光源を意識して色評価をしていたので、どこに行っても、先ず光源が気になるのが常である。

写真や絵画で見る色の評価基準光源はお昼の太陽光(色温度5500K)程度であり、蛍光灯で言えば「昼白色」(5000K)程度である。部屋で作品を描く時、窓際の太陽光で描くか、部屋の中の蛍光灯の下で描くか、電球色の下で描くかにより、かなり色味が異なってくる。
特に電球色の下では全体が赤っぽく見えるので、正しい色には見えずよくない。蛍光灯は現在、「昼光色(少し青みがかりクール色)」、「昼白色(太陽の光に近いナチュラル色)」、
「電球色(少しオレンジがかり白熱灯の色)」と3種類あるが、部屋で描く場合は太陽の光に近い「昼白色」の下がいいだろう。 一方描いた作品を評価、鑑賞する場合、水彩作品は「絵具(色)の3原色」を利用して描いた作品なので、同じく光源の反射光により色味が左右される。せっかくの作品を部屋で見る場合の光源は「昼白色」か「昼光色」がよく「電球色」はやはり避けた方がよい。
尚、パソコンや携帯電話の画面は「光の3原色」の透過光で見ているので作品にクリア感、透明感があり、反射光で見ている作品と基本的に異なる。小生のHP上の掲載作品は光の三原色の透過光で見ているので、小生画集掲載作品と比べて頂ければ、同じ作品でもクリア感が異なることがよく分かると思う。 部屋では光源にも注意しよう。


・作品:花<デルフィニウム&セレニティ>
*清く明るく元気に!

     


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