(コラム49 )

 試練を乗り越えよう。

 <五十嵐吉彦 2020年4月2日>

前回の「コラム48」に書きましたが、コロナウイルス対策として2月下旬に3月実施予定の 展示会、懇親会の中止を連絡していたが、それから今日まで1ヶ月経過、いまだその終息が見えない異常事態だ。五十嵐教室も3月末までの中止予定であったが、更に4月中旬まで延長しているが、まだ延長の可能性もある。先哲の言葉に「天は試練を与えてその人を試す」というのがある。過去、天は人類に対し色々な試練を与え、それを人類は乗り越えてきた。今回のコロナウイルスも天が試練を与えたのかも知れず、一人一人の忍耐と努力で乗り越えていこう。  水彩スケッチを描いている皆様は、今は外出自粛期間であり、自宅で過ごされている方々が多いと思う。小生はこの特別休暇をプラスに捉え、部屋整理と水彩スケッチ画の再度研究時間に充てている。先ず午前中部屋の片づけ、午後近辺でのスケッチ、夜はTVニュース、PCに向かう。そして水彩やスケッチ関連の色々の本や拙著も取出し、再度見直して研究している。 この為、それなりに忙しい。ただ、殆ど歩かないので運動不足だ。 部屋の整理は水彩スケッチの講師を始めた2000-2020年の20年間の講座資料や描いた原画は毎年ファイルに分類して整理しているので大きな問題はない。ただ過去の会社時代の写真関連資料は未整理が結構ある。40才までの分は昔に整理しているので、今回40-60才 までの20年間の写真関連資料をいま整理しつつある。その時代の小生担当部門は写真方式の超高画質迅速カラーコピー(今のインスタント写真「チェキ」関連技術の大型複写機版)で大変な人気製品であった。そのころ小生も写真を大いに撮り、余暇には屋外で水彩スケッチもよく描き会社時代での充実の時だった。このカラーコピーは写真プリントや、水彩スケッチ画の淡い 微妙なハーフトーンの色再現もよく好評を得た。自宅で保存しているのは、その頃の記念写真やスナップ写真、それだけでもかなりの量である。それを見ながらの整理は遅々として進まないが、それでもこの外出自粛期間中に結構整理が出来た。ただ水彩スケッチの原画作品には すべてに心がこもっていて捨てる気にはならない。それだけ水彩スケッチ画には価値がある。 皆様もこの時期適度に部屋の整理や水彩スケッチを描き、この試練を乗り越えていこう。 *下の作品は「もえぎの公園」(左)と「クレマチスの花」(右)

  

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