( コ ラ ム 42 )
水彩スケッチの道を深めよう。
五十嵐吉彦(2018.1.1)
2018年 明けましておめでとうございます。
昨年中は五十嵐吉彦個展、また水陽会グループ関連等の水彩スケッチ画(含ペン彩スケッチ画)関連の展覧会にご来場頂き、厚く御礼申し上げます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
さて、時が過ぎるのが早いもので、この五十嵐吉彦ホームページでのコラムがスタートしたのが2006年であるため、本年で12年経過しました。干支で言えば一回りです。
皆様のご支援に厚く感謝申し上げます。
尚、小生自身は講師としては2000年に水彩スケッチ画の講座開設以来「継続は力なり」を
モットーに今日まで満18年経過、本年19年目に入ります。水彩画家として、水彩スケッチ画に絞って教え、描き、継続し、皆様のご支援、ご協力に支えられ、ささやかながらも水彩スケッチ画という花を咲かせる努力、道を深める努力をしてきました。しかし、まだまだ深めるには遠い道のりであり、その途中だと思って、今年も努力を重ねてまいります。
「1つの道を究めることで、自己を深め、人生を深めてゆく」と先哲や一道を深めた人の言葉がある。ではその道を深めるにはどうすればよいか?
第1は:道を深めようと決意することである。 決意しない限り道は深まらない。
第2は:夢中になることである。 一心不乱、無我夢中になること。
第3は;続けることである。 継続は力なり。
「小さな事の積み重ねが、とんでもないところへ行くただ一つの道である」とは昔イチローが言った言葉だという。相田みつおの詩に「なんでもいいからさ、本気でやってごらん。本気でやれば楽しいから。本気でやれば疲れないから。疲れても疲れが爽やかだから」があった。
水彩スケッチ画も上記同様、深めるには、描く枚数の積み重ねであり、経験の積み重ねであり、そして継続すること、それがスケッチの道を深めることにあると思う。
小生の場合は水彩画の中でも現場で描く風景水彩スケッチ画、特にスピーディに描くため、
F4サイズを基本として、ペンの線を生かし、透明水彩の爽やかさを生かし、光と影を生かして、
メリハリのある水彩&ペン彩スケッチ画を描く。 F4+構図+線+透明水彩+光+スピード=水彩&ペン彩スケッチ画と言える。サイズは小さいが奥が深い。
広く、大きな美術界の中でこの水彩スケッチ画の分野、即ちこの新しい道で描く皆様と共に、
今年も一歩道を深める努力をしていこう。
以上
コラム目次へ
|