( コ ラ ム 36 )

「もう一歩キラリと輝こう!」

五十嵐 吉彦(2016.1.1)

今年のお正月は大変良い天気で暖かく、輝きの新年である。
やはり太陽は素晴らしい。分け隔てなく光を燦々(さんさん)と降り注いでくれる。
光があるから風景が輝き、その風景に感動し、現場で臨場感あるスケッチ作品が描ける。
もちろん太陽が見える晴天の日ばかりではない。曇りの日、雨の日でも絵になる。しかし、やはり太陽の光が直接当たり、輝く風景に勝るものはない。

 前回のコラムで小生の好きな一文字として「輝」を紹介した。そのベースは太陽の光である。創立15周年となる「水陽会」&「水陽・青葉会」、また「水陽グループ」の「水陽」ブランド名は水彩の「水」+太陽の「陽」である。共に動物・植物の生命に不可欠な水と太陽であり、水彩スケッチ画も水と太陽の光はまた不可欠である。

 この無限に惜しみなく与えてくれる水と光に感謝、感謝である。その輝きのスケッチ画を描くのに、光の当たる方向で順光、斜光、逆光があり、また朝の光、昼の光、そして夕方の光がある。これらの光と色彩をどう生かし、スケッチブック上にどう表現するかが輝きの水彩スケッチ画を描く醍醐味であろう。
 前述の如く、水彩スケッチはやはり現場で光を感じながら、スピーディに描き、現場で仕上げるのが一番よい。その為には小生はF4スケッチブックが一番よいと思い、F4サイズ主体の新しい水彩スケッチ画分野を創って皆さんに薦めている。

 そしてこのF4サイズで描く水彩スケッチ画の考えに賛同され、描く努力する方々の芽をどんどん伸ばしていきたく思っている。ただ、その芽に水と光を与えても、自分自身で伸びようとする力がないと伸びる芽も育たない。
小生は輝くスケッチを描くには「輝力」、「気力」、「希力」の3力が必要と言いたい。
即ち、輝き感を見る力、描こうとする気力、それに頑張る希望の力があれば輝きのスケッチが描けるであろう。

 今水彩スケッチを描いている方々も、小生自身も、共に1人1人がもう一歩キラリと輝いて、水彩スケッチグループ、また水彩スケッチ分野をもう一歩輝かせよう!
そして、水彩スケッチを通じて、心豊かに、生きがいをもって生きていこう!
  

共に「もう一歩、キラリと輝こう!」

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