( コ ラ ム 2 )
何故スケッチブックはF4基準なのか?
五十嵐 吉彦 June 1, 2006
淡彩&水彩スケッチで風景スケッチ主体の五十嵐教室、即ち水陽会、NHK文化センター
五十嵐教室、他関連教室では、スケッチブックのサイズはF4を基準としている。
日本スケッチ画会、ペン彩画会の展覧会出品サイズもF4を基準にしている。これは現場
で風景スケッチを約2〜3時間程度で仕上げるにはこのF4サイズが最適だからである。
では何故F4(33x24cm)サイズが基準なのか? 小生の考えを述べよう。
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メリット
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1、 携帯性:携帯バッグやキャリイングバッグに入り屋外での携帯に簡便。
2、 時間性:現場で2〜3時間で描け、仕上げられる大きさ。
3、 芸術性:この大きさなら芸術性も十分発揮できる。
4、 インテリア性:額に入れれば部屋に飾る大きさには丁度よい。
5、 ファイリング性:B4サイズのファイルに整理が可能。
6、 展示性:グループ展、個展会場では手ごろな展示サイズ。
7、 継続性:若い方から中高年まで多くの方が生涯描ける手ごろなサイズ。
上記の如く、小生にとって大変便利で、上記1〜7のメリットを持っている為、F4を皆様
に薦めている。もちろん基準がF4であり、F4以下のF3、F2、SMサイズなども時間
が少ない時に適時使用はかまわない。またF4より少し大きいF6、F8サイズは水彩では
多いが現場での風景スケッチには大きく、時間がかかる為、教室では薦めてはいない。
ただ、教室以外での個展など個人での発表の場への出品はかまわない。
現在私は屋外の現場で描く風景スケッチが圧倒的に多いため、F4を基準に多く描いて
いる。ただ、描く時間が少ない時は小さめのA4、SM、F0サイズも使用している。少し
大きめのF6、F8サイズは昔は標準的に使用していたが、今は個展の時の作品の為に、
少し時間をかけて描く場合に使用する程度であり、スケッチ旅行などには持参しない。や
はりかばんに入らず携帯に不便だからだ。
以上の如く、F4サイズ基準は便利であり、より広く水彩スケッチを描く方が増え、生涯
水彩スケッチを通じて健康で心豊かな生活を過ごして頂きたい為にも五十嵐教室関連での
教室、展覧会、また日本スケッチ画会、ペン彩画会では水彩スケッチを描くコンセプトの
1つとしているのです。
以上
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