( コ ラ ム 19 )

 「水彩スケッチで自分に合った目標を持とう!」

五十嵐 吉彦(2009.12.15)

 このコラム8で「水彩スケッチで心の健康と生きがいを!」(2007.9.15)をテーマに記載した。このコラム19はその補足の意味もあり水彩スケッチの継続で生涯生きがいのある生活をして頂く為にも、自分に合った目標を持った方がよいと思う為、下記補足追記してみよう。 小生は「水彩画家」であると同時に、水彩スケッチを通じて生きがいある生活を皆様にして頂くための普及活動もしている「講師」であることはこのコラムでも再三述べています。繰り返しになりますが、特に中高年の皆様に、小生が提唱する水彩スケッチを薦めているのは、簡便ながらも、奥が深く、生涯継続でき、心の若さを保ち、健康と生きがいにとてもよいと思っている為であります。そしてこの水彩スケッチを継続し、楽しく、また一歩一歩向上し、生きがいを持った生活をして行く為には、ご自分に合った目標を持つことが大切でしょう。

 小生が第二の人生を水彩スケッチ画講師を始めて満10年になりますが、10年も講師生活をしていると、小生主宰の「水陽会」所属門下生から各カルチャー教室の講師をして活動している方々も増え、同時に小生教室で継続されている受講生の中から二人展や三人展、また個展を行う方々が増えてきました。この新しい水彩スケッチのジャンルでスケッチ画を楽しみ、生きがいある生活を楽しんで居られる方々が、更に広がってきたことは大変喜ばしいことだと思っております。これは、水彩スケッチを描く中で、各自がご自分に合った目標を持って継続していることで、生活に張りが出来、生き生きと、心豊かに、生きがいももった生活となっていると思っています。その目標は、月に5枚は描こう、年100枚は描こう、年300枚は描こう、旅とスケッチを楽しみ仲間と交流しよう、世界遺産を描き年1回のグループ展に出品しよう、自分で描いた作品で年賀状を作成しよう、自分の作品の画集を人生の節目に作成しよう、70歳記念に個展をしよう、水彩スケッチ画の講師となろう、水彩スケッチ画を通じて社会貢献をしよう、等々 いくらでも目標が設定できます。

 水彩スケッチは簡単に描けそうですが、奥が深く、難しいので、継続の為にも各自ご自分に合った目標を持つ、これが生きがいある生活をする重要な要因だと思います。目標が出来れば水彩スケッチが更に楽しくなります。小生は水陽会、NHK文化センター等各カルチャー、関西学院、じゃおクラブ(田園都市淡水&明水会)などで指導させて頂いていますが、会員の皆様の作品向上の為の指導はもちろんですが、すべての方々に芸術家育成と言うよりも、健康生きがいの為に指導させて頂いていると思っています。その為にも会員の皆様には各自、ご自分に合った目標を持って頂く様に、更に指導させて頂こうと思っています。はっきりとしたコンセプトの基で自由度を発揮し、ご自分の適性、目標に応じて、描き、向上し、人生を楽しんで頂きたく思っています。

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