( コ ラ ム 17 )

「Mastery for Service」精神

五十嵐 吉彦(2009.8.1)

 私が卒業した関西学院大学について少し述べたい。関西学院はアメリカ人宣教師ランバスによって創立され2009年に120周年を迎える。関西学院の名前は関西では大変よく知られているが関東では関西程には知られてはいない様に感じる。この為下記に少し関西学院について紹介しよう。関西学院は広大なキャンパスに恵まれ、スパニッシュスタイルの学院建物は大変美しく、小生はこの美しさが気にいって入学した様なものである。この学院建物の全体設計は宣教師であり建築家のヴォーリズであり、キャンパス中央にある シンボルの時計台の図書館は国登録有形文化財に登録された。 また関西学院のスクールモットーは「Mastery for Service」であり、「奉仕のための練達」と訳され、隣人・社会・世界に仕えるため、自らを鍛えるという関学人のあり方を示しており、小生もこの精神で活動している。   関西学院のホームページ

 関西学院の名称は略称も含め間違う方が多いので念のため下記の記しておきますが、
関西学院:幼稚園から中等・高等部・大学・大学院を含めた総合学園の名前
関西学院大学:大学・大学院部門の名前、
関学:上記関西学院の略称
KGKwansei Gakuin の略称、
上記すべて「クァンセイ ガクイン」と英語発音をするのが正式。

 私は経済学部卒業であるが学生時代はクラブ活動として絵画部弦月会に所属し、水彩や 油絵、またデザイン等も描いて展覧会を開催、発表し充実した学生時代を送っていた。 特に水彩以外に当時は商業デザインと言って大きなポスターをポスターカラーを使って 描いて商業美術展などにも出品し多くの賞をもらって一人前のアーテイスト気分であった。この絵画部弦月会出身の著名な画家も出ているが、美術年鑑などのプロフィール欄には 関西学院卒と書いていない画家が多いので、KG卒の画家の名前はあまり知られていないと思う。(参考までに五十嵐吉彦は「美術年鑑」・「美術名典」の水彩画家欄1〜2頁に掲載されている)

 東京では関西学院大学東京丸の内キャンパスと関西学院同窓会東京支部がある。この東京支部にKG水彩スケッチ会があり小生は講師として指導させて頂いているが本年で満8年を迎えた。小生は水彩画家であり講師であり学院関係だけではなく、広く皆様が水彩スケッチ画を楽しく描きながらStep by stepで向上し、健康で生きがいある充実した生活を送って頂く様「Mastery for Service」の精神で指導している。今回名誉ある KG Tokyo Award大賞を頂いたが、これも小生教室の皆様を始め関連の方々のお陰と深く感謝いたします。これからもこの精神で活動を続けてゆきたいと思う。 以上

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